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まいど!から始まるヘタレで遊ぶ中身も相当アレな中身ですこんにちわ。
近況的な私事とPC、PCの周りのことを中身目線で話していければと。
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まぁ、うち一人はいっつも泣かせてるんですが(笑)
まいどです!とらこです☆休日が脅かされております…っ((((;゚Д゚)))

冒頭の話題ですが、この間フィスさん中身さまとお話しさせて頂いたときにですね、「フィスさんはどうやって泣くのか」という話しになったのがきっかけで妄想させて頂きましたb☆
本当はあのフィスさん、もうちょっと小さい頃のフィスさんを想像していたのですが、学校の方でネタってくださると頂いたので急きょちょっと成長させてみました。 下書きの修正前と修正後で何が変わったか、て、とらこの心の持ちようくらいしか変わってないんですが(笑)
ちなみになんだか髪がしっとりしているのは雨の中で「雨なのか涙なのか分からない」っていう背景があったからです。すっかり消滅しました…b☆

これに対して「とらくんは泣くときはだーっと泣いてるイメージ」と貰いまして、「ああ間違いじゃねぇな(笑)」と思ったのを起こしたんですが、考えたら透明な液体ってとらこは描くのすごく難しくてですね、それが溢れてるってもうどうしたらいいのやらって感じで涙の一歩手前で進捗が止まっています…orz
肌が白いからフィスさんのように表現できなくて…どうすればいいんですかね??

最近とらは本当に1SSに1回は泣くペースです。とらの泣き虫っプリには理由があって、そのうちちゃんと書くですよ^^
そしてSSと言えば、もうガクブルで挙げた公式NPCをお借りしているSS…(((( ;゚д゚)))
名前は出したくなかったんですが…他になんて呼べばいいのか分からんかったので出してしまいましたドワーフ先生…orz
とらこは原作を読んでいない人(読めよ!)なのでお互いをどう呼び合っているとかどんな関係になっているのかとか分からんです。特に分からなくても問題ないようにはしたんですが…
とりあえず、これで当分は公式NPCさんをお借りすることも無いかなと思います。
……実はまだ後1回…確実にお借りする予定がございます…orz 
てか、公式NPCさんてお借りしてよかったです…よ、ね…???((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ホント自分の、「説明書を読まない」っていう癖?には困ったもんです。


そしてSSと言えば(2回目)、実はこっそりと(笑)ハロウィンのSSコンテストに投稿しておりました^^
終了してからこちらに上げようと思っていたので、さくっと上げちゃいますよぉぉーっ!!
今回は雰囲気とか深堀り具合とかそういうのは横に置いといて、暇つぶし程度にスナック感覚(この表現好きです)で読めるようなもの、て感じで描いてみたら…完全に雰囲気がどっかに飛んで行きました…っb☆
さすがきっくん…君に雰囲気を求めることは無いだろうよ(笑)


以下、投稿したものをちょっと修正してうp致しますよーノシノシ☆





 真っ暗闇、という言葉がぴったりくるようです。



 「ま…真っ暗だな」
 「真っ暗だね」

 そこには確かに、ピンク頭に背の小さなダークエルフの少女と、銀髪白衣に背の高いエルフの少年がいた…はずでした。
 エルフの少年は自分の手を少し上に掲げます。
 しかし、その手は暗闇の向こう、全く見ることができません。

 「き、キミと散歩に出るといつもこうだな…っ」
 「毎度のことのように言わないでくれ、今日が初めてだよ」

 上ずった声音で少女が言うと、対照的に少年は淡々とした音で返しました。

 「…確か人間界に"胎内めぐり"というのがあったね」
 「なんだいそれ?」
 「こんな感じの真っ暗な場所を、球体が繋がった綱を頼りに歩くのだよ」
 「へぇ…?それはゲームなのか?」
 「目的としては自分自身の存在を問い直す…とか書いてあっただろうかな。強制的瞑想みたいなものだろうか」
 「へぇ、よく知っているな。
 しかしこんな真っ暗闇で歩きながら瞑想なんて怖さの方が勝りそうだな…」
 「歩く場所は聖堂と呼ばれる神聖な場所だ。悪いものは入って来ない。…今の私たちの場所は全く違うけれどね
 ココト・ソロノ、無暗に歩かないように。進む時は進路方向の地面を確かめてから進みたまえよ」
 「も、もちろんだ、キリキ!僕だって今ここで走りだしたりするのは具が絶好調ということくらい知っているさ」
 「とても美味しそうだね」

 エルフの少年・キリキの返答に、ダークエルフの少女・ココトは「何言ってるんだ?」ときょとんとした声を挙げましたが、キリキは聞こえない振りを決め込んだようです。

 「…サウィンの夜は異界との境界が曖昧になるのだったね」
 「そういえばこの間からサウィンの時期に入っていたな。異界の者の仕業だってことか?なんだってこんな…」
 「ココト・ソロノ、キミだったら人を怖がらせるのに可愛らしいうさぎを使うのかね?」
 「…悪戯で怖がらせようってことか?ただ真っ暗闇なだけじゃないか。脅かすのならもっと分かりやすく怪物でも襲わせればいいのに」
 「怪物に出会ったら逃げればいいだろう。寮に向かって走るとか」
 「…まぁ、そうだな」
 「だが暗闇であったら?どうすればいいんだい?
 ルメンナールの灯りはつかない、前に道があるのかも分からない、そもそもどこまでこの暗闇が続いているのかも分からない。

 もしかしたら私たちのすぐ後ろには怪物が大きな口を開けているかもしれない、異界の入り口が開いていて私たちを引きずり込もうとたくさんの手が蠢いているかもしれない、音も無く地面が崩れて行っているのかもし」

 「だぁああやめろやめろっキリキ!!怖いっていうか不安になってくるじゃないかっ!!」
 「…ところで先ほどから私の手を掴んでいるのはキミかい?」
 「そっちのが怖いっ!!いや違う違うっ断じて違うぞ?!」
 「そりゃそうだろう、冗談だよ」

 しれりと言うキリキに、「それは冗談じゃなくて嘘っていうんだ!」と酷く悔しげにココトは地団太を踏みました。草を踏む音がキリキの耳に聞こえます。

 「どうだい暗闇。化物が出てくるのと同じくらい怖いだろう」
 「うう…何でキミは化物側を支持してるんだよ…」
 「別に支持しているつもりは無いのだが、上手いことをするなと思ったんだよ。
 分からないことが怖いのは、向こう側も同じなのかもしれないね」
 「うん?どういうことだい?」
 「だからココト・ソロノ、キミは人を怖がらせるのに可愛いものを使うのかい?
 少なくとも自分が怖いと思うものを使った方が効果が期待できるだろ」

 キリキの言葉にココトはぱちくりとしましたが、当然キリキには見えません。

 「驚いたな。暗闇は向こうの者たちの庭なのかと思ったよ」
 「もっと面白くあるならば、この暗闇が"夜"なのではないかということだね」
 「夜、だって??」
 「正確には夜を模したものだ」
 「何言ってるんだキリキ、それはないだろう。夜こそ、彼らの一番よく知っているものじゃないか。なんせ彼らはいつも夜に現れる」
 「夜に現れるからといって夜を知っているとは限らない。夜を前提としているのならば、それを夜と認識していないかもしれない。ただ、私たちが夜を"怖いもの"だと思っていることを、夜が"暗いもの"だとだけ知っていたら。
 こんな形になるんじゃないかな、と思ったんだよ」
 「…ちょっと可愛いことを考えるんだな、キリキ」
 「……今の私の発言がキミのどのツボに入ったのか知りたいね」

 暗闇の中そんな言葉を交わしていると、不意にぽつりと浮かぶように、二人の前方に灯りが現れました。

 「灯りだ、ココト・ソロノ」
 「し…知っているか、キリキ…人間界にはアンコウという生き物がいてだな…」
 「ではキミはそこにいたまえ」
 「嫌だっ!!キリキが行くなら僕も行くっ」
 「それとキミが言いたい生物は、アンコウはアンコウでもチョウチンアンコウと呼ばれるものだと思うよ」
 「キミはホントによく知っているな…っ」

 場違いなようであながち場違いでは無い感心をしながら、ココトはすり足で前を確かめながら灯りの方へ進みました。
 同じような足音が隣から聞こえるところをみると、きっとキリキもすり足で進んでいるのでしょう。
 灯りは半径30センチほどの円形を、上からすとんと落としていました。

 「…うぉ、びっくりした…いきなり手を出すなよ。…と、キリキ、それはキミの手だよな?」
 「私の手だよ。本当にただの光だね。そして予想通り、キミの手は小さいね、ココト・ソロノ」
 「何言ってるんだ、キリキ。僕の手は両脇にあるぞ」
 「そうかい。では今ここで照らし出されているのは私の手と、他の誰かの手だね」
 「くっそぉ…!どうしてキミはそう冷静なんだい…?!自分で言っておいて自分の手が怖くなったよ…っ」
 「目の前にある事実を言っただけだよ。第三者がいないなんてことはないと失念していたことには驚いているよ」

 なんか違う、と光に照らされた手をわきわきとさせながら、ココトは不満げです。ココトはもっとキリキが慌てるところが見たいのです。

 「しかしキミの手はすこぶる綺麗だな、キリキ」
 「本より重いものを滅多に持たないからね。治療科でもないから薬品も使わない」
 「キミは白衣を着ながら実は図書館の住人なのだよな」
 「白衣と何か関係があるのかい?一番動きやすいだけだと思うがね」
 「白いのは汚れが目立たつのじゃないか?」
 「キミではないのだからちゃんと洗っているよ。キミは手を洗ったら保湿をするといいんじゃないか?」
 「それは僕が汚れっぱなしって言いたいのか?!それに言っておくが僕はそれなりに肌の手入れをしているんだぞっ」
 「わたしもきれいよ」
 「夜に保湿をしたら手袋をして寝るといいと聞いたけれど」
 「慣れないと手が暑いのは結構寝にくいものだぞ」
 「分からないでもないが、ココト・ソロノ?」
 「睡眠不足はそれこそ美容の大敵…うん?なんだい、キリキ」
 「知っていたら教えてくれたまえ」
 「おう」

 「今のは誰だ?」

 口を見事なOの形にして固まったココトと、白いキリキの手の間にするりと、
 3人目の6本指の手が伸びました。





 はたりと気付けば、今まで聞こえなくなっていた鈴虫の声と月明かりに薄青く浮かび上がる雑木林の横に立ち竦んでいました。
 キリキは不自然な高さで掲げていた手をふらふらと揺らして辺りを見回し、どうやら戻ってきたようだと頷き…

 「うわ」

 わなわなと震えて今にも何かの糸が切れそうなココトに気付いて声を挙げてしまいました。

 「待て、待て待て落ち着きたまえ、よく考えよう、そう大したことじゃない、最初に私たちが出会った暗闇の方がよっぽど大したことだよ、いいかね?あの暗闇をどうやって作りだしたのか?空間操作か、あるいは私たちの視覚に作用させたか、前者は規模が大きく後者は正確な技術が求められよう、どちらも今のキミにしては難しいレベルではないかね?それに比べて最後のは光の下に手を差し込むだけだ、どうだい、キミだって同じことが出来ただろ、何も驚くことなど無い、大したことじゃない。
 6本指の誰かが手を差し込んだだけだよ」

 「それが一番問題、だぁああーーーーーーーーーっっ!!!!」

 闇をつんざくココトの絶叫に、キリキは「だろうね」と諦めた表情で長い耳を両手で塞ぎました。
 脅かした魔物たちは腹を抱えて笑っているのだろうなと、キリキは小さくため息を吐くのでした。




『ヨルマガイ』




 「昨日といい今日といい、なんなんだキリキ、キミはこういうものを寄せるんじゃないか?」
 「それはキミの方だと思うね、ココト・ソロノ」
 「なんでだよ!」
 「キミ、さっきから変なことを言っているけれど、キミと私が散歩に出かけたのは今日が初めてだよ」
 「…嘘だぁ?!」
 「昨夜は図書館から直帰だ」
 「だって僕は昨日キリキと…っ」
 「それは私じゃない。


 キミ、昨日の夜は誰とどこに散歩に行ったのかね?」





(了)






なんと、コメントを頂いてしまいました^^
ありがとうございますっ!ぶっちゃけコメントの方が意味深で企画の趣旨に沿っていたと思ってますっっ!!
そしてお読みいただいたかもしれない方々、目を通して頂いてありがとうございますっ!!

そしてそして、確か…確かですが…1位の方はとらこのお知り合いの方…ではないかと…(すみません、記憶がおぼろげで…;;)
入賞おめでとうございます!!
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